肩こり(頚肩腕症候群)
子育て世代の患者様が施術中の雑談で「小学生の子供が肩が凝ってつらいと言うのですが・・」という話をされました。
いまや「肩こり」は大人はだけでなく子供や学生さんまで悩まれているまさに国民病です。
厚生労働省が3年毎程度に実施している国民生活基礎調査では日頃のつらい症状について調べて調査で女性のトップは断トツで肩こりで男性では腰痛に続く2位になっています。(平成22年調査分)
後頭部から肩や背中にかけての 硬くなった感じ・重だるい・張り感・痛みなど肩こりの症状は様々です、首から肩、腕に症状がある状態は専門的には頚肩腕症候群と呼ばれています。
パソコンを長時間集中して使用している方や、携帯電話でメール、一日中ゲームなどで
首や肩のコリがひどくなり頭痛やめまい、吐き気などの症状が出てきている状態は、頚性神経筋症候と呼ばれるようになります。
肩こり(頚肩腕症候群)で当院へ来院される方はそれまで様々なマッサージや整体などに通われ鍼灸は最後の手段!?と考え来院され、どこに行っても改善しなかった“ガチガチな肩コリ”に悩まれている方が多いです。
今までどこに通ってもわからない“痛み”や“違和感”に悩む方もまた多く来院されています。
- 3年以上ずっと肩が凝っている
- 肩こりのせいでひどい頭痛や吐き気がする
- 週1回マッサージを受けてもすぐ戻ってしまう
- 1日ゆっくり寝ても良くならない
- ストレートネックだから肩がこる
- 根本的によくなりたい。
肩の痛みやコリのこのような悩みを感じている方は、ぜひ当院にご相談下さい。
肩こりの原因
他の症状とちがって、肩こりの原因は本当にたくさんあり複数の原因が絡み合って複雑になっているます。
ここが肩こりを慢性化させている要因でもあります。
・デスクワーク等、指先からの緊張からくる肩こり
肩こりは頭、首、肩などアンバランスな状態が続き筋肉の
機能低下が起きている場合が多く姿勢が悪くなり、さらにキー操作やマウス操作で使う手、指の動作に負担がかかっていることがある。
・目の酷使からくる肩こり
パソコンやスマートフォンを長い時間使用している方はまばたき
の減少による疲れを感じます。また、画面のブルーライトは目の疲れを倍増させるようです。いわゆる眼精疲労は首の後ろから凝りを強くしていき肩こりにつながります。またスマホ操作は下を向いた状態が長時間続くことでストレートネックの原因にもなります。
・カラダの構造からくる肩こり
肩こりを考えると人間が二足歩行を始めた事にまでさかのぼります。
人間の肩はほとんど筋肉だけでぶら下がっている二本の重い腕を、首(頸椎7番)や肩から背中の筋肉(僧帽筋)で支えている状態なのです。
頭の重さは4~5キロと言われています。500mlのペットボトル10本分に相当します。
この重たい頭を支えている首の常に負担がかかっており首や肩のまわりの筋肉は、いつも重労働をしている状態です。
・マタニティブルーや精神的ストレス、職場環境からくる肩こり
とても重要な営業やプレゼン、苦手な人との会話、知らない道を
車で走るなど精神的なストレスは常にあり、体を緊張させる神経系の働きが優位になり、首・肩周辺や背中上部の筋肉が硬くなってしまうことがあります。
一時的な緊張はマッサージなどで緩和されやすいですが連日こういった緊張状態にさらされる環境だと肩こりが慢性化する可能性があります。
・消化器系や心臓など内臓疾患や子宮のトラブルからくる肩こり
内臓(特に消化器)の疲れが原因で肩や背中が張ってきて硬く凝ってきます。
女性の場合は、生理の異常、子宮筋腫、子宮内膜症など生殖器の異常で肩こりが起きることがありますし、更年期障害の方で肩こりの女性は少なくないようです。
・下半身の緊張や、骨盤の歪みで血行不良からくる肩こり
デスクワーク等の長時間の座り姿勢は骨盤が歪み背骨が曲がり姿勢が悪くなり、姿勢を保つために筋が緊張し肩こりに繋がるケースが多いです。
こういった姿勢は猫背の原因にもなりやすいです。
・むち打ち事故や転倒の後遺症など過去の外傷からくる肩こり
追突事故などの衝撃で首を固定する筋肉と靭帯の損傷します。追突の瞬間にカラダがぐっと硬直する事でよけいに衝撃を受けて痛みが強くなる場合があります。後遺症で手足のしびれ・だるさ等の自覚症状やひどくなるとめまい、耳鳴り、吐き気を伴うことがあります。
・その他の原因からくる肩こり
骨の問題、ヘルニアなど整形外科的疾患からくる肩こり
冷え性で上半身の血流が悪い、運動不足で血流が滞っている。
女性の場合はブラジャーなど下着がきつすぎたり、イヤリング(ピアス)やネックレスなどが肩こりの原因になっている場合もあります。
また、歯の噛みあわせが悪かったり顎関節症の方も肩こりになることがあります。
肩こりはこうして繰り返される!?
1. デスクワークなど長時間無理な姿勢は同じ姿勢でいる、目を酷使する、
精神的なストレスで悩まされるなど、体に良くない刺激が入る。
2. 自律神経系が乱れ、体を緊張させる交感神経系(興奮状態)の働きが
優位な状態がずっと続く。
3. 血管が収縮してしまい血行が悪くなり筋肉の緊張がますます強まり、
酸欠状態になってしまう。
4. 痛みの物質が産生され、神経が刺激されることで脳へ伝えられ、
5. この痛みや不快な情報によって、さらに筋肉の緊張が起こり肩こりが慢性化していく。
東洋医学から見た肩こり
東洋医学の古書(鍼灸重宝記)では肩こりの事を「痃癖(けんぺき)」と書いてあります。
痃は引きつるとか筋の引きつる病という意味で癖は文字通りクセですから
慢性的に筋が引きつる事を繰り返している状態と考えられていたようです。
原因は痰、風、湿、虚労などと記されています。
痰とは痰飲といいカラダの中の水が停滞し熱が加わり粘った状態で流れが悪くなり、気血の循環が悪くなって肩が凝った状態。胃腸の弱い人に多い。
風、寒、湿はカゼなどの体調悪化後や季節の変わり目などの影響で肩や肩甲骨付近などが
痛くなったりする状態。
虚労は過労、手の使い過ぎや座り仕事、精神労働や肉体労働などが原因で気血の循環が悪くなっているため全て体質に分けてみる必要がある。
東洋医学的には原因を見極めその人の体質に分けみていく事が必要と書いています。
当院の肩こりの考え方
マッサージや整体などに行って「肩が凝ってつらいんです」と施術をお願いして肩を入念にほぐしてもらい一時は気持ち良くなってもしばらくしたらまた戻ってしまう・・場合によっては強く揉んだせいで筋肉の緊張が強くなってしまったり・・そんな経験はありませんか?
肩こりの鍼灸施術と聞くと「凝った肩に直接鍼を刺していく」とイメージされるかと思います。
実際に患部のみに鍼を行っている鍼灸院が多いのが事実です。
こうした局所的な鍼でもかなりの肩こりは改善しますがやはり一時的な効果しかありません。
なかなか改善ない強固な肩こりに対しては当院では原因にアプローチする事によって本来の自分らしいしなやかなカラダを取り戻すお手伝いを致します。
原因と考えられる 骨盤、背骨や肋骨、肩甲骨、肩などの各節、内臓の働きなど原因をカラダを診て探っていき関連するツボを使用して動きを整える事、カラダの流れを整える事を考えて施術し肩から首にかけての筋肉をゆるめコリを解消させます。
トータル的なを施術行う事によって内臓の調子を良くしたり、頭痛や耳鳴りなど肩こりを同時に起こっている不調を取り除く事も可能になります。
肩こりの症例集
※結果には個人差があり、
喜びの声
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません
施術料金
初回 7,700円(初診料2,200円、施術料5,500円)
2回目以降 5,500円
★詳細≫料金表
ご予約、お問い合わせ
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当院のこだわり
少ない刺激で大きな変化を生み出す【整動鍼】
症状でなく身体全体を観察し原因を特定して的確なアプローチをします。
症状を生みだしている根本的な原因になるツボを整えるため、少ない刺激で大きな変化をだすことができます。
整動鍼は動きをツボで整えることで、運動器疾患のみならず、自律神経症状、アレルギー疾患、内臓疾患に至るまで幅広く対応できる鍼灸理論です。
動けるから痛くない【活法整体】
無理な力を使わずやさしい施術で身体を整えます。
左右の対称性にとらわれず、思い通りに動けるカラダを目指します。
動けるようになることで、結果的に「痛くないもの」と考えます。
痛いから動けないのではなく、動けないから痛いのです。
本来のカラダに近づける【経絡的鍼灸】
4000年の歴史を誇る中国医療、そして明治以降に発展してきた日本の鍼灸と歴史を刻んだ奥深いものです。
院長宮松は経絡的鍼灸を普及させた岡部素明先生に師事し岡部氏の元で学びました。
当院では体質改善、不妊鍼灸の身体作りを担う重要な鍼灸術です。