足の裏の痛み(足底筋膜炎)の症例
足の裏の痛みの鍼灸施術〈改善報告集〉 |
※施術結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
症例⑥ 剣道をして発症した足底痛
40代 男性
来院
2017年 6月
症状の特徴及び経過
昔 部活でやっていた剣道を久しぶりに行った。特にドンっと踏み込んだわけではないが
足をついたときに足裏が伸びた感覚がして痛みがでたが、その後も動いていた。終わった後に痛みが出てきて足裏を見たら内出血していた、翌朝から足をつけないくらい痛みがある。翌々日に来院された。鍼施術が終わったら病院受診しようと思っているとの事。(来院時の左足裏)来院時は左足をつくと痛むため車から降りてからはケンケンのように歩行してきた。
施術の内容と経過
使用したツボ L後谿 大腰 申脈 承山 志室
活法 外反母趾の導引 霊振り
1回目 施術後 足をついても大丈夫になり、体重はかけられないが歩けるようになる。
2回目(3日後)1回目施術後大分楽になったが念のため病院を受診、レントゲン、エコーにて異常なしで湿布を頂いてかえってきた。
3日しかたっていないが内出血はきれいになっていた、かなり歩きやすくなっているとの事
使用したツボ Ⅼ後谿 大腰 合陽 腸鳴
活法 大腰筋の導引 外反母趾の導引
その後 1週間に1回の施術で計4回で終了
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
症例⑤ 足を踏み出す時に足裏が痛い
30代 女性
来院
2017年5月
症状の特徴及び経過
半年以上前から両足裏が痛い(左の方が強い)。歩行時とくに踏み出した時に痛みがある。最近は寝ていてもズキズキする時があるため来院。
痛み出したきっかけは特に思い当たらない。しいていえば、ウォーキングを週2回しているが、最近歩くのが多かったかもしれない。
10年前に左前十字靭帯断裂をして膝を痛めている。慢性的に肩こり腰痛がある。
施術の内容及び経過
脚をみるととくに左の下腿内側に緊張が強くみられる。膝蓋骨下部に圧痛もある。まず活法で足の調整をしたところ右は痛みが消失。左はまだ痛い。手足腰のつぼに鍼をして、左股関節を調整し、腓腹筋の緊張もとるように施術した。最後に骨盤を調整したところ痛みが軽減した。
2回目来院時には右は痛みはでなくなっていた。同様に施術し左の痛みは半減。
3回目、痛みがでることはなくなった。足裏の張り感のみ気になる。膝を痛めていたことも考慮し、大腿部の緊張にも注意して施術した。
4回目、施術後はいいが、だんだん張り感が戻ってくる。
5回目、足の張る感じは時々のみになっていた。最初に痛みを感じていたところ押さえると痛みはあったが、施術後は消失したためこれで終了とした。様子を見てもらい、気になったら来てもらうように伝えた。
(施術者 岡本)
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
症例④ 患者 Y.Tさん 朝起きて第1歩がつらい足底筋膜炎
40代 女性
来院
2016年10月
症状の特徴及び経過
3か月前くらいから段々左足底に痛みが出るようになる、朝起きての1歩目が特に痛く、足裏を押さえたり体重を乗せると痛い。ふくらはぎのほうまで痛い時もあり。
1年前に左足小指をぶつけて骨折している。週2回エアロビとフラダンスをしている。フラダンスの後も痛い。
整形外科を受診したが湿布と痛み止めの薬をくれたのみ、薬は効かないので服用していないとの事。
施術の内容と経過
三陰交、地機に刺鍼、活法の外反母趾の調整を行う。一旦立って左足加重してもらうと少し楽だがまだ痛みがあるとの事。うつ伏せで承陽、志室(左)を使用。骨盤の捻転の調整、熊手の調整を行い終了。終了時足をついても楽だとの事で次回を1週間後に予定。
2診目 前回2~3日良かったがまた痛くなったとの事。同様の施術、ツボに加えて霊振り、膝中心の活法をプラスし施術。
3診目を1週間後にしていたが都合が悪くキャンセルの連絡あり、その後しばらく来院されなかったが2か月後に膝の痛みで来院された。足底の痛みを聞いたが2診目以降痛みが出ていないとの事で改善をみられたようである。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
症例③ 患者 M.Ⅰさん 長く歩くと足裏が痛くなる
50代 男性
来院
2016年8月
症状の特徴及び経過
約1年前から両足の裏に違和感を感じるようになり今年に入ってから少し長く歩いたりすると痛む、指で押すと痛むようになった。3か月前くらいに整形外科を受診しレントゲンを撮ってもらったが異常なし、1度電気をかけてもらったが変わらないのでやめてしまった。以前は青竹踏みを使うと気持ち良かったが今は痛くて出来ない。仕事はデスクワークで一日中座って仕事している。
施術の内容と経過
イラストの部分に痛む部位と硬い部位がある。下腿の前面(足の胃経ライン)三里穴から上巨虚穴くらいまで張りが強く足首から下が冷えていてじっとりと汗をかいている。
大腰筋のチェックを行うと右が反応強く筋力が弱い。右の大腰穴に刺鍼すると楽になる。地機、三陰交に刺鍼し活法の外反母趾の調整、中足骨の縦折り、横折りを行い一旦足踏みをしてもらい痛みのチェックをしてもらう。足は軽いが痛みは変わらずとの事。うつ伏せになり右臀部から右大腿裏の張りが強く。両下肢ふくらはぎも上外側が張りが強くある。承筋、承山、右殷門、右腰海を使用。ふくらはぎの導引を行い施術を終わる。
足のだるさがあるためセルフケアもアドバイスをした。
2診目(1週間後) 前回2日ほど楽だったが戻ってしまったとの事 同様の施術を行う
3診目(1週間後)今回も変わらず、照海穴に反応が強くあったため刺鍼、部位を見て左地機、右三陰交にも刺鍼すると足裏の張りがその場で改善し押した際の痛みもその場で軽減した。
4診目(1週間後)かなり楽になっているため一旦様子をみる事した。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
症例② 患者 Gさん 剣道をして発症した足底筋膜炎
10代(中2女子)浜松市
症状の特徴及び経過
2か月前の授業で剣道をやって足をついた時に痛みが出た。その後もだましだまししていたが痛みが変わらず病院を受診、足底筋膜炎と診断された。
病院では湿布しかもらえず良くなず母親から相談を受け通院に至った。
施術の内容と経過
現在も歩くときに足をつく度に痛みがあるとの事。肝虚熱証で本治法し足の三里を単刺、足底のアーチをしっかり作るため活法を行う。
仰向けの時点で一旦ベットから降りてもらい歩いてもらった所痛みがないとの事。腰部とふくらはぎの緊張を取る事も意識し背部の施術をし終了、1週間後また痛みを訴え来院したため同様に行い計3回の施術にて改善した。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
症例① 患者 Sさん むくみを伴う足底のだるさ
50代男性 豊橋市
症状の特徴及び経過
数年前から下肢足底がだるくなる、浮腫む、朝は腫れる、寝る時熱を持って寝れないなどがありひどいと保冷剤で冷やす等の症状があり
ここ2週間ほどだるさ、むくみが強くなったため何とかならないがと来院。
施術の内容と経過
陽明胃経の三里から前経骨筋の張りが強く、足底の張りも強い。足首から下はうっすら汗をかいているが冷えている。今まで煩熱を訴えていたが原因は冷えとみて冷やすのをやめて積極的に温めるようにアドバイス、下肢の張りをとり足裏のアーチをしっかり作るのを意識して施術を行った。
週1回のペースで施術、1回目終了2~3日はうそのように軽かったがまた戻ってしまった。2回目以降楽な時間が段々伸びていき1カ月半で自覚的にはほとんど下肢のだるさなど感じなくなっている。足を積極的に温めるのが楽になるのも自覚出来変わらずやってもらっている。
今後2週に1回のメンテナンスに移行する予定。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。