脊柱管狭窄症の症例
全ての症例を掲載することが難しいため、一部を紹介します。
※施術結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
症例⑤足の痺れで長く歩けない
50代 男性
来院
2019年2月
症状の特徴及び経過
1か月前に歯磨きをした後に腰が痛くなった。腰の痛みは数日で少し楽になったがその後に足の痺れが強くなってきた。10日くらい経って病院受診しCT、MRIにて腰椎4,5番の脊柱管狭窄症だと言われた。
腿裏から下肢全体に痺れあり、腰を後屈させると痺れが増す。長く歩けない。足裏は水が溜まっている様な感覚で足をついても自分の足ではないような感じである。
右のお尻も歩いていると痛くなってきて両足つらくなり歩けなくなる。
現在室内での移動程度で長く歩けなくなっており医師からは手術を勧められているが何とか回避できないかと思いネットで色々調べて当院に来院された。
血流が良くなる薬とリリカが出ているがリリカは余計に痛くなるためロキソニンを買って服用している。
施術の内容と経過
前屈の動きをみると少し前屈するだけで左足裏が全体に痺れてくるとの事。
活法を行い前屈してもらうと前屈の動きの範囲が大きくなり痺れも少し減った。
鍼をし最後歩きも確認してもらうと歩くのが楽になっている。
2診目 前回施術後に痺れが10分の1くらいに減っている。200mくらい歩くくらいなら痺れが出ない。左足裏水が溜まっている感じもなくピリピリ痺れる程度。立っているのも楽になった。
4診目 ちょっと歩くくらいは忘れている状態で、今週病院を受診したが医師も施術なしで経過観察しましょうとの事だった。週末引っ越しの手伝いで3階まで何回も往復したが
大丈夫だった。
5診目 1キロくらい歩いても問題なかった。朝起きた際に足裏が違和感がある程度との事。生活に支障がなくなっているので施術を終了とした。
使用した活法 ツボ
活法 腰痛パターン 坐骨上げ 横振り 中殿筋の導引
ツボ Ⅼ大腰 R中腰 LR腸鳴 玉天
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
症例④ 座るとお尻が痛い
70代 女性
来院
2018年7月
症状の特徴及び経過
2年前から右臀部と右下腿外側の痛みがある。
当初は休憩しないと歩けなくて、脊柱管狭窄症と病院で言われる。
今は歩行は問題ないが、4月ころから椅子に座ったり、かがんだりの姿勢で痛みが特にひどくなった。6月に再度受診をし、やはり脊柱管狭窄症と言われた。
前屈しようとすると臀部が痛くて全然できない。
くつを履くのも手が届かず、足だけで無理矢理履いていた。
施術の内容及び経過
半月前の狭窄症のレントゲンを見せてきただき、脊柱の側弯もひどい状態だった。
仙腸関節の動きを改善することと、負担のかかっている胸椎を調整することを中心に施術していった。
右の肩甲骨周りの過緊張も臀部の痛みに影響していると考え調整した。
2回目来院の翌日から大きく変化がでたようで、かがんでくつをはくのが痛くてできなかったのが、3回目来院時にはスムーズにくつを脱ぎ履きできていた。
週1日ペースで来院いただき、5回目の施術後には気にならずに椅子に座ったり立ったりができるようになった。
その後、3週間おきに来院いただき、9回目来院時には、長時間座っていても痛みがでなくなった。
座り姿勢がよくなかったりなどしたときに痛みがでることがあるため、本人の希望で月に1回継続して通院いただいている。
使用した主なツボ
志室R、玉人R、T5(4)R、後谿R、陽輔R
症例③患者 K.Sさん
50代 女性 浜松市中区
来院
2015年5月
症状の特徴と経過
昨年末に臀部から左下肢に急にズキンと痛みが始まり現在は10分も立っていられないで
炊事の時も椅子に座って行う状態。
歩行も1~200mくらい歩くと痛くなってきてしまう。
左の足首外側は常に痺れがある。3カ月整形外科に通院しその後接骨院も1カ月通ったが
良くならずに知人の紹介で来院した。
3週間前には1~2回朝起きたらしばらく左下肢に力が入らず立てなかった。整形外科を受診、その後マッサージや鍼も試したが良くならず知人の紹介で来院した。腰椎4,5番が狭くなっており、脊柱管狭窄症と言われた。
施術の内容と経過
仰向けは辛くて痛みが出てくるため長く寝ていられず、普段は右下で横向きで寝ているとの事だった。左下横向きで施術を行ない、活法の施術時のみ仰向けになってもらった。
肝虚熱証で陰谷、曲泉を単刺で行い、志室 殷門、L4(1)の調整で5分ほど置鍼。
仰向けになり活法の腰痛パターンの3つの手技 坐骨上げ、横振り、骨盤回し(開きの手技のみ)を行った。
効果のあったしたツボ 活法の技
殷門、L4(1)の調整。
活法の腰痛パターンの3つの手技 坐骨上げ、横振り、骨盤回し(開きの手技のみ)
三診目 痛みは出たが家事で立って調理する事が出来た。歩くのも日常的には困らなくなってきた。
六診目 足首の痺れと長く立って家事をしていると少し痛みが出てくる程度になってきた。1泊で旅行に行き大分歩いたが問題なかった。次回から2週1回の施術にしていく。
十診目 約3カ月の施術で痺れも改善し、ほぼ問題がなくなっているため終了した。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
症例②患者 T.Nさん
50代 男性 浜松市北区
来院
2015年5月
症状の特徴と経過
もともとヘルニアと言われ時々腰が痛む事はあったが1カ月前くらいからウォーキング中に左大腿部の後ろに痛みが出て歩けなくなった。
3週間前には1~2回朝起きたらしばらく左下肢に力が入らず立てなかった。整形外科を受診、その後マッサージや鍼も試したが良くならず知人の紹介で来院した。腰椎4,5番が狭くなっており、脊柱管狭窄症と言われた。
趣味でランニングを週3回10キロくらいしていたが、いまは全くやれていないのでつらい。歩いて10mくらいで足がとまってしまう。
施術の内容と経過
活法の腰痛パターンの3つの手技を実施し坐骨上げ、横振りをして一旦歩いてもらう、少し歩きやすいが10mくらいで少し違和感を感じるとの事だった。
うつ伏せにありL5の調整の鍼、殷門穴、志室穴に刺鍼、骨盤回しを開きのみ両下肢に行行った。
週1回で施術を継続して行く事にする。
三診目 かなり楽になりランニングは無理だがウォーキングをしてみた。五キロくら
いで最後のほうに違和感が出たがその後は問題ないとの事。
痛みは外側に出たとの事でL4の調整に変えてみる。
五診目 日常生活に支障なし、少しランニングも始めている。二週に一回の
施術に変える。
八診目 農作業中に左下肢痛みが出たその時だけとの事。安定しているため
施術を終了とした。
半年後にサイクリングして右臀部に痛みが出たと来院したがその後は来院はなく安定している様子である。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
症例① 患者 Oさん
60代 女性 浜松市南区
来院
2012年6月
症状の特徴や経過
もともと昔からの患者さんで変形性膝関節症があるが痛み等改善していたためずっと来院していなかった。今年に入ってお尻の下あたりが痺れる感じで夕方になると歩くのがつらく炊事で立っていられず、しばらく休まないと炊事出来なくなった。親の介護や孫の世話もしなければならないのでこれ以上悪くなったら困ると来院。先月から整形外科へ定期的に通院し理学療法士による施術を受けているが変化はないとの事。
右膝が変形しており最近は時々痛みがあるとの事。(腫れ、水がたまるなどはない)
施術の内容と経過
肝虚陰虚熱症で本治法、臀部の硬結が強い部分には少し深く鍼を入れ置鍼。鍼施術に加えて骨盤の動きを良くする目的で活法の骨盤回しを実施。週1回の施術を3カ月継続、徐々に夕方台所に立っていられる時間が長くなり整形外科通院もやめてしまった。その後2週に1回の施術に変更、狭窄症の症状はなくなり右膝の痛みが時々ある程度との事で月1回程度のメンテナンス施術に移行している。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。